【社説】メディカルコリアの夢
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.12.23 14:46
韓国のソウル大病院がアラブ首長国連邦(UAE)の最大土侯国アブダビから送られてきた患者に初めて会った。先月、サムスンソウル・ソウル大・ソウル聖母・ソウル峨山(アサン)の韓国国内4病院と患者送出契約を結んだアブダビ保健庁が21日、28歳の声帯疾患患者を送ってきた。外国政府レベルで送られる患者を国内の病院が誘致したのは今回が初めてとなる。韓国医術が中東政府の信頼を受けたのに続き、その地域の患者を本格的に誘致する道を開いたのだ。
中東産油国はオイルダラーで医療施設を拡充しているが、まだ人材や医術は世界的なレベルとは距離がある。このため重病患者などは外国に送っている。特にUAEは毎年、海外診療に2兆ウォン(約1400億円)以上を支出し、1人当たり平均1億2000万ウォン以上を使うという。