ハンナラ党の洪準杓代表はこの日夜に最高委員会議を開き対応策を議論した後、「国会議員９級運転手が関わったものだが党としては国民に申し訳なく思う」と謝罪した。洪代表はしかし、民主党がこの事件と関連して国政調査を要求したことに対しては、「原則的に捜査や裁判が進行中の事件は国政調査対象でない」とし、「今後事件捜査が進んだ後に検討しても遅くない」と話した。党の一部からは「崔議員の党除名措置も検討すべき」という主張まで出てきた。

しかし崔議員側は、「随行秘書は崔議員に随行するため議員室にスケジュール確認のために１日に数回通話をする。秘書は令状実質審査で、選挙前日の２５日に主犯と３０回余り通話したのは『インターネット賭博で数十億ウォンを儲けたというので自身の知人の投資を受けてほしい』という内容だった」と主張した。一部では秘書がインターネット賭博サイトを運営する主犯に許認可関連で請託を受けた可能性が提起された。

警察庁サイバーテロ対応センターのチョン・ソクファ捜査室長は「秘書と主犯の通話が行われた１０月２５日午後１１時からＤＤｏＳ攻撃に着手した１０月２６日午前１時までにすべてのことが行われた」と話した。チョン室長は「悪性コード生成機がありＤＤｏＳ攻撃は難しいものではなく、主犯は過去にも競合会社のホームページをＤＤｏＳ攻撃したことがあり、緻密な準備が必要だったものではない」と説明した。

しかしムン・ヨンシク民主党インターネットコミュニケーション委員長は、「選管がＤＤｏＳ攻撃に備え昨年６月２日の地方選挙後に保安装備を交替した。ＫＴなどと迂回路を構築し、長くても１０～２０分あればＤＤｏＳ攻撃を無力化することができたのに２時間にわたり攻撃を受けたのには何か釈然としない陰謀がある」として「選管介入説」も提起した。選管側は、「装備が十分でなかった。当時１・２次攻撃にもかかわらず、すぐに対応して２時間で復旧した」と反論した。


与党議員秘書が選管サイトＤＤｏＳ攻撃…その背景には（１）