韓国の安宣柱（アン・ソンジュ、２４）が２年連続で日本女子プロゴルフ（ＪＬＰＧＡ）ツアーの賞金王になった。

安宣柱は２７日、日本宮崎ＣＣ（パー７２）で行われたシーズン最終戦のリコー杯で通算４アンダーをマーク、３位タイとなった。全美貞（チョン・ミジョン、２９、真露ジャパン）が優勝し、最後の大会は韓国女子選手のお祭りとなった。表彰式の雰囲気はやや盛り上がりに欠けた。１万人近いギャラリーがゴルフ場を訪れたが、優勝も、賞金王も韓国選手が独占し、雰囲気がよくなかった。

賞金王トロフィーを受けた安宣柱は「１１月初めのミズノクラシック以降から一戦、一戦が重要だった。ストレスがきつく、足首、腰、ひざなどに慢性的な痛みもあった。こうした状況でシーズンをうまく終えられ、２年連続で賞金王になれてうれしい」と話した。

今シーズン安宣柱は日本で４勝した。昨年の４勝を合わせて日本で２年間で８勝。これは韓国で４年間に記録した７勝を上回る。

韓国女子選手の成績は輝かしい。李知姫（イ・ジヒ、３２）が賞金ランキング２位（１億２３１万円）、全美貞が６位（６７７７万円）に入った。李知姫は今季２勝、全美貞は１勝した。韓国女子選手は全３３大会で８勝した。

一方、韓国ゴルフは今季、日本で金鍾徳（キム・ジョンドク、５０、本間ゴルフ）がシニアツアーで、ペ・サンムン（２５、ウリィ投資証券）が男子ツアーで賞金王になるなど、日本３大ツアーの賞金王タイトルを独占した。