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【コラム】韓流を韓国製品のマーケティングに結びつけよう(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.11.18 17:53
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とはいえ、韓国企業の広告が放送に登場しないわけではない。 他の番組についた広告には韓国商品の広告が時々見られた。 視聴率があまり高くないケーブルテレビのCNN放送には時々、国家広報レベルでの韓国観光の広告が放送された。 CNNを見る人より、ドラマを見る視聴者層が韓国への好感が高い集団であるにかかわらず、広告は他の視聴者をターゲットに行われているのだ。 関連機関や企業がこうした問題点に一日も早く気づいて、韓流ブームを韓国や韓国製品のマーケティングに積極的に活用することを期待する。

韓流をマーケティングにうまく活用した例は密閉保存容器「LOCK&LOCK」だ。 LOCK&LOCKは中国に進出しながら「チャングム」で韓尚宮役を演じたヤン・ミギョンをモデルに起用した。 広告内容も韓国製品であることが分かるように韓服を着た韓尚宮が登場し、製品の商標もハングルで表記した。 韓流ブームと韓国製品を結びつけた広報戦略の成功で、LOCK&LOCKは現在、中国市場で名品商品と認められている。

 
今後は視点を変えて、韓流をさらに広められる方法を考えてみよう。 実際、ほとんどアジア国家では、一つのアイドルグループの単独コンサートでも数万人の観客が集まるほど、韓流はすでに深く定着している状態だ。 しかし欧州や米国、南米ではまだ韓流はあまり知られていない。 こういうところでは、一つのグループが単独コンサートを開けるほどK-POP市場は大きくない。 SMエンターテイメントが今年パリで「SM Town Live in Paris」コンサートを開いて成功したが、アジアでの人気に比べると、欧州での韓流はまだ始まりの段階にすぎない。

韓流を一般大衆により広く知らせるためには、SMだけでなく、すべての会社が連合しなければならない。 すなわち、韓流があまり知られていない国では、一つではなくすべての会社が力を合わせて、所属スターを総出動させる方向で開く必要がある。 もし利害関係のため一つの会社がこれを主導できないのなら、韓国を広報する国家機関や韓流商品を制作・販売する放送局がこうした行事を主導できるだろう。

もちろん初期は期待ほど観客が集まらないかもしれない。 その市場に進出する予定の企業、韓流効果を得れば大きな恩恵を受ける商品を持つ企業が、コンサートのスポンサーになるマーケティング活動も推進できるだろう。 今は購買力がない若い層が観客の大半であっても、韓流を愛する若い観客は時間とともに、韓国商品に好感を抱く顧客に成長していくはずだ。 したがってこうした観客を対象にした長期的なマーケティング戦略として韓流を利用する必要がある。 韓国アイドルグループのコンサートのチケットを購入し、有力な人物や顧客の家族にプレゼントする方法もこうした例だ。 現地代理店や取引先職員の団結と広報のためにも、家族そろってコンサートに招待すれば、相当な効果が期待できる。 米国の場合もアメリカンフットボールのチャンピオン決定戦スーパーボウルや野球チャンピオン決定戦のワールドシリーズの入場券の相当数は、企業が購入して重要顧客や取引先にプレゼントしている。

こうしたマーケティング活動の効果は短期間に表れない。 しかしアジア国家でのように世界各国に韓流ブームが広がれば、数年後には大きな効果が表れる可能性がある。 企業の未来に目を向けた果敢な投資を期待したい。

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