初めて海外に輸出される国産の競走馬は韓国馬事会育成牧場で活動している種牡馬「ビカ」「コマンダブル」「エクスプロイト」の子馬だ。 今回の競走馬海外輸出は、馬産業育成法制定に合わせて国内の馬産業の需要を牽引し、限られた国内市場だけでなく海外への輸出を通した外貨獲得で国民経済に寄与し、競馬産業のイメージを高めるという意味が大きい。

韓国馬事会のチェ・インヨン馬産業振興処長は「その間、世界競走馬市場は豪州や米国などいくつかの国が独占する格好になっていたが、韓国競走馬の最初の輸出という点で、今後の世界市場進出に向けた第一歩になるだろう」とし「２０２０年まで年間５０頭ほどの輸出を目標に、中国・フィリピン・マカオなどを対象にした現地市場調査およびバイヤー招請行事などを進めている」と述べた。

韓国競走馬の生産は、１９９１年から国産馬競走比率を増やしながら本格化した。 済州育成牧場が開場した後、競走馬の生産は年間１３００頭を超えた。 これに伴い、２０％にもならなかった初期の国産馬自給率は、今では７８％に高まっている。 国産馬を対象とする賞金総額１８億ウォン規模の三冠競走、７億ウォンの大統領杯大賞競走など、国産馬優待政策を通して先進国レベルの国産競走馬を輩出している。

韓国馬事会は国産馬交配支援のために毎年、数十億ウォン台の種牡馬を導入している。 ０６年に「メニフィ」（３７億ウォン）と「ビカ」（２１億ウォン）を導入したのに続き、０７年には「フォレストキャンプ」（３７億ウォン）と「ピコセントラル」（２０億ウォン）、昨年は「オフィサー」（３５億ウォン）を輸入した。


「韓国産競走馬」初めて輸出…中国市場先行獲得が目標（２）