「朴主永（パク・ジュヨン、２６）にとっては来年１月がチャンスになるだろう」。朴主永がアーセナルに入団する時から言われていた話だ。ベンゲル監督も「来年１月のアフリカネイションズカップに備えて迎えた。ゲルヴィーニョとシャマフの代わりになるだろう」と述べた。

こうした展望がますます現実化している。ゲルヴィーニョ（２４）に続いてマルアン・シャマフ（２７）もネイションズカップ出場チケットを手にした。

ネイションズカップは２０１２年１月２２日（以下、日本時間）から２月１３日まで赤道ギニアとガボンで開催される。アフリカ最高の大会だ。イングランドプレミアリーグに所属するアフリカ選手らは故国に戻り、代表チームの名誉をかけてプレーする。

アーセナルでは朴主永のライバルのシャマフがモロッコ、ゲルヴィーニョがコートジボワール出身。アフリカネイションズカップのような国際大会は大会２週前から代表チームの招集が可能だ。来年１月８日からゲルヴィーニョとシャマフは代表チームに呼ばれる。

アーセナルはこの期間、マンチェスター・ユナイテッドとのホーム試合（１月２１日）を含め、リーグ５試合を行う。カーリングカップ４強の第１・２戦とＦＡカップ６４強・３２強戦まで含めると最多で９試合となる。

朴主永はファン・ペルシー（２７）、アルシャヴィン（３０）、オックスレイド・チェンバレン（１８）だけが残るアーセナルのＦＷの力になると予想される。

一方、朴主永は英デイリーメールサンデーとのインタビューで「兵役は避けられない。私がアーセナルを選んだもう一つの理由だ。私は２年後に欧州を離れなければいけない。アーセナルは私のヨーロッパ生活を終えるうえで信じがたいほどよいチーム」と述べた。また「韓国に行っても軍隊チームでサッカーは続けられる」という説明もした。