【社説】ソウル市民の判定が韓国の未来を決定する(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.08.23 11:56
無償給食をめぐる住民投票があす実施される。21日に住民投票を主導してきた呉世勲(オ・セフン)ソウル市長は「市長職をかける」と宣言した。無償給食という政策に対する住民投票が市長に対する不信任投票に広がったわけだ。無償給食というイシュー自らの重さに政治的波及まで加わり、ソウル市民の選択はより一層重要になった。
呉市長は、「投票率が33.3%に達せず開票できない場合」と「開票の結果“段階的無償給食”に対する支持が過半数に満たない場合」には退くことになる。これまでの世論調査によると呉市長が主張してきた「段階的無償給食」に対する支持は、野党が主張してきた「普遍的無償給食」より高い。これに対し投票参加率は33.3%に達しない可能性が高い。したがって呉市長は「ソウル市民の支持を受けながらも投票率が低く政策を放棄しなければならない事態」を防ぐため最後のカードを切ったことになる。