江沢民前中国国家主席がパーキンソン病を患っていることがわかった。この病気は江前主席を総書記に抜てきした前任のトウ小平が患った病気でもある。

中国のある消息筋は２０日、「江前主席にパーキンソン病と心血管系の疾患があると承知している」と話した。この消息筋はまた、「基礎体力が低下して各種臓器が衰弱しており、健康は安心できる状況ではないが、直ちに生命が危険な段階は脱したとみている」と伝えた。

最近出回った死亡説に対しては、「一時危篤になるほど状態が悪かったが、いまは回復した。しかし記憶が一進一退する時があると聞いている」と話した。消息筋は、「高齢により心臓と脳をはじめと心血管系統の状態が良くないようだ」と付け加えた。

江前主席の現在の所在地については、「故郷の江蘇省揚州から遠くなく気候条件がよく合う上海で療養中だろう」と伝えた。

この消息筋は、「指導者級の要人の健康状態は（秘密に分類されるため）正確に確認するのは難しいが、昨年末を基点に健康が悪化したといううわさが政界周辺で少しずつ出回った」と話した。

これと関連し、江前主席のおいとされる人物が「（江前主席の）健康は以前にはおよばないのは事実」と周辺の知人らに直接話したと別の中国消息筋が伝えた。３～４月ごろに江前主席が車いすに乗っている場面を見たという主張もある。