２月末に歌手ＢＩＧＢＡＮＧのニューアルバムが出てくるころだった。アルバムリリースの知らせを伝えＢＩＧＢＡＮＧをどれくらい愛しているかと尋ねた。あっという間に世界３０カ国の数百人の会員が返事を送ってきた。派手な映像と音楽を混ぜながらＢＩＧＢＡＮＧに対する愛情を表現した。最高の返事には特別な賞が贈られた。それがＢＩＧＢＡＮＧが当選者に直接伝えるお祝いの映像メッセージだった。

エンサーズで運営する英語圏向け韓流サイト「スムピ」で行われた「ＢＩＧＢＡＮＧコンテスト」の一場面だ。読者らはスムピというニュースメディアで新しい情報に接し、それに対する自分たちの意見を表現し、当事者から直接返事を受けた。読者と取材源の間の直接交流が可能になったのだ。もちろん彼らの間には国境も時差も存在しない。これは伝統的メディアとは差別化された新しい概念のサービスだ。すなわち文字に基づいた一方的ニュース伝達でなく双方向コミュニケーションとマルチメディア、そしてソーシャルコミュニティ機能が１カ所にまとまったニューメディアだ。

現在メディアの生態系は急変している。伝統メディアの消息筋の役割だけでなく、ニュース・情報・娯楽、そしてコミュニティ機能が複合した双方向ニューメディアチャンネルに進化している。言い換えれば双方向性を活用して利用者が直接参加し情報を共有するソーシャルメディアの機能が大きくなっている。その上で動画・写真・音楽などのマルチメディア機能が複合したメディアプラットフォームで発展している。これによってコンテンツ消費者を一気に生産者に変えたりもし、ユーザー間の情報交換や交流が開放的に行われるオンラインメディアが自然に形成されている。


【コラム】米ＩＴ生態系を変えた在米同胞ブログ（２）