--メディカルコリアを信頼することになったきっかけは。

「ニュージーランドの主治医が勧めてくれた。韓国人医師の書いた論文を読んで病院環境も調べた」（シムさん）

--それでもためらいはなかったか。

「医療器具や手術水準がニュージーランドと比べ物にならないほど発達していると感じたし、無料というのが良かった」（シャシャさん）

執刀は順天郷大病院外科のキム・ヨンジン教授が担当した。根本的な食事量を減らすために胃の８０％を切除した。２人は自費で歯科と皮膚科診療も韓国で受け、半月で本国に帰国した。そして食事療法とウォーキング運動などを並行して奇跡を起こした。キム教授は「生存（ｌｉｆｅ－ｓａｖｉｎｇ）のための手術だった。食事量を減らしても満腹感が生まれ、１年以内に１００キロ台の減量ができるだろう」と説明した。

２人は幸せだという。高血圧や高脂血症が完治し、血糖値もぐっと減った。シャシャさんは「仕事を再開し、恋愛への自信も生まれました」といって笑顔を見せた。韓国観光公社のジン・スナム医療観光事業団長は「メディカルコリアのパワーを見せてくれた代表的な事例」と述べ、「韓国の高度肥満手術の素晴らしさを多くの人々に伝え、事後管理とも連携したパッケージ商品を開発していく計画」と語った。昨年韓国を訪れた外国人患者は前年比３６％増加の８万２０００人だ。




「韓国が人生を変えてくれた」１００キロの減量に成功したＮＺ女性（１）