この猛暑に…凍傷の後遺症に苦しむ韓半島(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.06.22 14:09
海では養殖場の被害が深刻だ。海水の水温が大きく落ち、慶尚南道・忠清南道(チュンチョンナムド)の養殖場のカワハギ・ソイなど数百万匹が死んだ。宝城郡ではザルガイの3-4割が寒波で死んだ。全羅北道セマングム湖では今年2月、200頭のネズミイルカが死んで水に浮いていた。セマングム湖の水が凍結したため呼吸できなかったのだ。
寒波は渡り鳥にも影響を及ぼした。国立公園管理公団のチェ・ヒヨン博士は「夏の渡り鳥のアカハラダカは例年は5月初めの1週間、毎日数千匹ずつ紅島(ホンド)・黒山島(フクサンド)を経て韓半島に移動するが、今年の春には数羽しか見られなかった」とし「冬の寒波が韓半島だけでなく東南アジア地域まで影響を与えたと考えられる」と述べた。京畿道坡州(パジュ)民間人統制線の生態研究家チョン・ソンヒ氏も「毎年、渡り鳥の移動を観察しているが、今年はアカハラダカがほとんど観察されなかった。」と話した。