【取材日記】トヨタ社長の韓国訪問
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.06.15 10:43
輸入車業界では先週、日本トヨタ自動車の豊田章男社長(55)の電撃訪韓が話題だった。豊田社長は週末の4日、1泊2日の日程で韓国を訪れ、ディーラーと職員を激励した。歴代最悪の販売不振にディーラーが動揺しているという話を中林尚夫トヨタコリア社長から聞いたからだ。
年間売上高400兆ウォンのトヨタグループを率いる豊田社長は、トヨタを創業した豊田喜一郎氏の孫だ。随行したのは秘書と広報担当、アジア販売部長の3人だけだった。ディーラーが豊田社長に「新車の商品性不足とドイツ車の価格攻勢」を指摘すると、豊田社長は「これまで韓国市場に対してうぬぼれがあった。謙虚に受け入れる」と答えた。続いて「トヨタはディーラーと同伴成長する。30年先を見て事業をしよう。ディーラーとの信頼関係はトヨタの歴史であり根元」とし、創業精神を強調した。