中小食品メーカーを泣かせるブラックコンシューマー
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.06.05 11:15
昨年10月、食品会社社員のイ・ジホ氏(仮名)は自社製品から異物が発見されたという顧客の電話を受けた。顧客は「ハンバーガーから出た異物のために歯ぐきから出血した」として病院費と薬代を要求した。「直接会って該当製品を確認した後で補償する」言うと理由をつけながら金だけ送れと要求された。
顧客の脅迫は次第にエスカレートしていった。「もしきょう来なければどうなるかわからない」「マートとコンビニエンスストアに電話してハンバーガーを販売できなくする」というものだった。脅迫に苦しめられたこの中小食品会社は結局お金を払うことで揉み消した。中小食品会社はブラックコンシューマーのえじきになりやすい。大手流通会社に納品しなければならない中小食品会社の特性を利用して脅迫する人が多い。ホームプラス関係者は「さまざまな理由をつけて売り場から中小食品会社の製品をなくせという要求が多い」と話した。中小食品会社には厳しい状況とならざるをえない。マートやコンビニエンスストアなどに納品できなければただちに倒産しかねないためだ。