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【コラム】米国と中国の間で

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.05.18 12:01
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「この本を読んでみたが、内容がいい。韓国の当局者が中国に対応する時に肝に銘じる問題をよく指摘している」。最近、李明博(イ・ミョンバク)大統領が読んで感心したという本がある。延世(ヨンセ)大の文正仁(ムン・ジョンイン)教授が中国の外交専門家にインタビューをして書いた『中国の明日を尋ねる』だ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)はこの本20冊を購入し、当局者に配った。金星煥(キム・ソンファン)外交部長官と外交部官僚が閲読したという。文教授は金大中(キム・デジュン)・盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時、対北朝鮮政策の核心ブレーンだった。文教授の著書を李大統領が熟読し、周りの人たちにも勧めたのだ。中国に関する限り「実用外交」の必要性を痛感した李大統領の心が感じられる部分だ。

しかし現実は容易でない。米国と強い同盟を維持しながらも中国とも「戦略的パートナー」になるという政府の政策は薄氷の上を歩くようなものだ。政府は先月、韓中国防長官間の直通電話線を開設しようとしたが、暗礁に乗り上げた。中国は「そのためには台湾の少佐級軍人を大田(テジョン)の参謀大学で1年間研修させるプログラムから中断すべきだ」と圧力を加えた。韓国がこの要求を受け入れて10年以上継続してきたこのプログラムを中断する動きを見せると、米国がこれに反応した。「中国との軍事交流を増やすために、台湾との長い間の交流を中断する必要まであるのか」とワシントンが問題を提起したのだ。「韓国が米国との事前協議なく、こうした決定を下したのに驚く。韓国はあらゆる面で中国をもてなしながら、なぜわれわれには激しい対応を見せるのか」という言葉も述べた。そして米国は「中国・台湾と同時に軍事交流をするシンガポールモデルを考えてみるのがどうか」と提案した。結局、政府は台湾軍人の参謀大学研修は中断させるものの、下位レベルの政府機関で台湾関係者の研修を認めるという折衷案を検討中だ。

 
米国が韓国の固有権限である台湾軍事交流中断問題になぜこれほど敏感に反応したのだろうか。 ある米高官は「私たちには重要な‘原則’の問題であるため」と短く話した。 「小さなもののように見えるこうしたことから韓国が中国の言いなりになれば、中国は今後さらに多くのことを要求してくるはずだ。 それが韓国の国益と一致するのか」ということだ。 韓国のためという言葉と同時に、韓国に対する中国の影響力拡大を警戒する米国の内心も表した言葉だ。今回のエピソードは次第に力が増す中国と、これを牽制しようという米国の間での韓国の位置づけを見せる象徴的な事件だ。

私たちの対策は何か。 米中とさらに多くの対話、それも「外交的対話」を増やしていくしかない。 「良いものが良い」で一貫してきた修辞型外交から抜け出し、主権国家として韓国が固守すべき原則と利害関係だけは、普段から米中に確実に認識させておく必要がある。 その代わりに私たちの利害関係がより少ない分野では、米中の立場をできるだけ尊重して信頼を築いていく負担が伴うだろう。 非常に難しいことだ。 しかしこうした努力だけが、G2(米中)時代に両国の間に挟まれた韓国が生存と繁栄を担保する道であるはずだ。

姜賛昊(カン・チャンホ)政治部門次長

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