韓米「北朝鮮の食糧難が深刻だとは判断しがたい」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.03.28 08:50
世界食糧計画(WFP)がこのほど実施した北朝鮮の食糧実態調査結果の報告を受けた韓国と日米など西側諸国は北朝鮮の食糧難が深刻だとは判断しがたいという評価を下したと政府高位関係者が27日に明らかにした。WFPは先月から今月初めまで北朝鮮国内数十カ所で実施した調査結果について、先週に関連国家にブリーフィングした。
同関係者は、「WFPは北朝鮮の食糧配給量が前より減ったという点、トウモロコシやジャガイモの生産量が前年より減少したという点を挙げ食糧状況が悪くなったと発表した。しかし北朝鮮当局が(食糧状況が厳しいように見せようと)わざと配給量を減らした可能性が大きく、北朝鮮住民たちは市場などを通じて食糧を確保したりもし、配給量が減少したということだけでは食糧事情が悪くなったとは判断しにくい」と話した。また、「トウモロコシ・ジャガイモは北朝鮮で生産される食糧の10%程度にすぎず、大きな意味は持たない」と付け加えた。