北朝鮮の金永春（キム・ヨンチュン）人民武力部長が先月ゲイツ米国防長官に送った対話提案の書信と関連し、韓国政府当局者は２１日、「北朝鮮は“このままでは韓半島に核の惨禍が起きるだろう”と警告して米朝直接対話を要求した」と話した。

同当局者はこの日午前に外交通商部庁舎で開かれた在外公館長会議に出席し、北朝鮮動向と南北関係を説明してこのように明らかにしたと複数の出席者らが伝えた。同当局者は、「北朝鮮側は“核問題は結局われわれと米国の問題で、米朝が会って解決しなければならないのではないか”と述べた。北朝鮮の次の手順は対話に出るか、挑発をするかの２つしかない」と話した。挑発のタイプと関連して、▽哨戒艦・延坪島（ヨンピョンド）型▽ミサイル・核実験型▽テロ型――を挙げた。

当局者は特に、「金永春部長が米朝軍事会談を提案したように、いま北朝鮮は軍部が高度な外交行為をしている。２００９年８月に米国人女性記者らをクリントン元大統領が救出した際も軍部が裏からすべてやったもの」と話した。合わせて「北朝鮮軍部がいまは外務省を信じられなくなり、自分たちが前面に出なければならないという立場の下でクリントンを招請した」と説明した。


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