やっと自由になったのに…クムミ号機関長がホテルで転落死
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.02.18 09:35
外交通商部は17日、昨年10月にソマリアの海賊に拉致されてから124日ぶりに解放された「クムミ305号」のキム・ヨンヒョン機関長(68)がケニア・モンバサのホテルで転落死したと明らかにした。外交通商部当局者は、「キム機関長は現地時間17日午前2時25分ごろ、滞在先のホテル4階のベランダから転落し死亡した。ホテルの警備員が何かが落ちた音を聞いて建物の外に出たところキム機関長が死亡しており警察に通報した」と話した。現地の警察は、キム機関長が滞在していた部屋にケニア人1人が一緒におり、ホテルから転落する直前に2人が争う声を聞いたというホテル警備員の陳述を根拠に、ケニア人の身柄を確保し事件の経緯を調べている。キム機関長の遺体はモンバサのホテルに安置されている。キム機関長は15日に「クムミ305号」がモンバサ港に到着してからこのホテルに滞在していた。
キム機関長は前日にモンバサ港の船舶代理店のキム・ジョンギュ氏の自宅で「クムミ305号」のキム・デグン船長と夕食をともにした。ホテルに戻った時間は午後11時から午前0時の間で、キム機関長とキム船長は同じホテルに泊まっていたが、部屋は別々だった。うつ病などの可能性について外交通商部当局者は、「ケニアの大使館職員らが面談した結果、特におかしな点は見つけられなかった。4カ月にわたり拘束されていたことを考えれば極めて健康な様子だった」と話している。