ソク・ヘギュン船長が韓国に到着…李大統領「あらゆる便宜を提供」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.01.30 12:16
「三湖(サムホ)ジュエリー号」の英雄ソク・ヘギュン船長が29日夜遅くに救急航空機で城南(ソンナム)空港に到着した。「アデン湾の黎明作戦」際に銃によって負傷してから8日、「三湖ジュエリー号」が拉致されて2週間ぶりだ。到着直後に信号待機なしで水原(スウォン)の亜州(アジュ)大学病院に搬送されたソク船長は、全身CT撮影など精密検査を受け、30日明け方に緊急手術を受けた。ソク船長は現地時間29日午前6時37分にオマーンのサラーラ空港を出発した。銃傷治療専門家の亜州大病院外傷センターのイ・ククチョン博士ら韓国から派遣された医療スタッフが機内でソク船長を手当てした。
政府は現在ソク船長の回復状態に神経を尖らせている。李明博(イ・ミョンバク)大統領は、「最善の治療がなされるようできる限りの支援と便宜を提供するように」と特別指示を出した。李大統領はソク船長が到着する城南空港に李熙元(イ・ヒウォン)安保補佐官と崔允植(チェ・ユンシク)大統領主治医も送った。27日にはソク船長が入院したオマーンの病院の医療スタッフと病院長に「治療に格別に気を使ってほしい」という書簡も送った。国防部はツイッターに「ソク・ヘギュン船長、あなたが無事に帰ってきてこそアデン湾の黎明作戦が終結します」と書き込んだ。キム・ヨンヘさん(52)は、「祖国の地に来たのでソク船長が安心して目を開いてくれれば」として快癒を祈った。