【時論】中国ステルス「殲20」の警告
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.01.17 12:46
中国が新年早々、これ見よがしに軍事力を誇示している。中国は最近、独自の技術で開発したステルス戦闘機(殲20)の試験飛行事実を公開した。また胡錦濤国家主席がゲーツ米国防長官に対してこれを確認したりもした。中国は2020年ごろステルス戦闘機を開発するだろうと予想していた米国は非常に当惑している。中国のステルス戦闘機開発は、中国の軍事技術が米国にかなり接近していることを意味しているからだ。
中国最高指導部が乗り出して開発事実を公式化した殲20は、米国の現役ステルス戦闘機「F-22ラプター」のライバルに挙げられる戦略武器だ。現在までステルス機の設計と製造、生産および配置において、米国は事実上、独占的な地位を維持してきた。もう一つの軍事大国ロシアも、ステルス機の開発に成功したが、まだ実戦配備はしていない。したがって世界の空を支配する米国の卓越した空軍力はステルス戦闘機のおかげといっても言い過ぎでない。中国はステルス機の開発で米国との軍事力格差を一挙に縮めただけでなく、北東アジアの軍事地形の激変を予告している。