「謝罪・再発防止の約束なくては」中国船員送還で海洋警察に挫折感
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.12.27 09:02
群山(クンサン)海洋警察が西海(ソヘ、黄海)で海洋警察の警備艦に突っ込んだ容疑で調査した中国漁船「遼営漁号」(63トン)の朱港機関長(44)ら船員3人を25日に自国に送還した。中国との外交・経済関係などを考慮し現実的な選択をしたものだ。しかしひとつ抜け落ちていた。再発防止のための中国側の措置がないことだ。今後類似した事件が発生する可能性は大きく、発生しても今回のように中国船員らを釈放するほかないという懸念が出てきた理由だ。朱機関長らは18日午後12時53分ごろ、違法操業船舶を検問検索しようとする海洋警察の警備艦の正当な法執行手続きを妨害した容疑(特殊公務執行妨害)で軍山海洋警察から7日間の調査を受けた。
群山海洋警察関係者は、「遼営漁号は他の中国漁船を追跡していた警備艦に突っ込み衝突事故を起こしたが、船を操縦していた李永涛船長(29)は死亡した。残る船員らは当時犯行に積極的に加担していなかったことが明らかになった」と明らかにした。