【社説】海洋主権を守護する海洋警察を強化すべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.12.24 17:26
最近、西海(ソヘ、黄海)で発生した中国漁船と韓国海洋警察庁の警備艇の衝突事件は、海をめぐる資源争奪戦の一断面を見せている。中国漁船が韓国の排他的経済水域(EEZ)で違法操業をし、逃走中に沈没したところは「暫定措置水域」と呼ばれ、韓国と中国のEEZが重なる海域だ。「暫定措置」という言葉通り、紛争の火種が潜伏しているという意味だ。
韓国は1999年に日本と、2001年には中国と、それぞれ漁業協定を結んだが、EEZを確定できない区域を残している。中国は韓国最南端の離於島(イオド)にある韓国の海洋科学基地を、自国のEEZと重なるとして、飛行機で監視するほど敏感だ。日本とは独島(ドクト、日本名・竹島)領有権問題で緊張が続いている。海洋領土と資源がそれだけ重要であるからだ。