【噴水台】女将軍
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.12.19 12:00
軍を率いて危機を迎えた国を助けた女傑の話は国ごとにある。聖書には1万人の兵士を率いてカナンの王ヤビンの軍隊をはねのけたデボラの話が伝えられ、英国にもローマ帝国にと戦ったブーディカ女王のような女戦士のモデルがいる。もちろん名声でジャンヌ・ダルクを凌駕する人はない。
日本の歴史では「日本書紀」に出てくる神功皇后を挙げることができる。大軍を導いて新羅を征伐したという疑わしい記録のため韓国でも良く知られた人物だ。アニメ映画「ムーラン」でよく知られた花木蘭をはじめ中国の歴史には候補が多いが、実際の功績では17世紀の秦良玉が断然抜群だ。苗族出身の秦良玉は明国末期に百杆兵という精鋭部隊を指揮し、張献忠の乱の際に大きな功績を立て将軍に引き立てられた。明が滅亡した後の1648年、75才の年齢で抵抗軍を指揮し落馬して死を迎えたと伝えられる。忠貞という諡号まで下された。