＜北、延坪島 挑発＞「韓国政府の自作劇」…あきれる主張・デマ乱舞
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.11.24 11:12
２３日午後、北朝鮮による延坪島（ヨンピョンド）砲撃が伝えられると、市民は「民間人までも攻撃するのか」と衝撃と怒りを表した。一方、「予備軍召集」などの流言飛語が飛び交い、「政府の自作劇」という陰謀説もネット上で目につく。この日、「国防非常態勢発令、予備軍および民間防衛隊員、所属町役場に召集」などの虚偽情報も出てきた。
これに対し国防部は「事実無根」と発表し、最高検察庁公安部も「虚偽情報を流布する行為に対する刑事処罰を検討している」と明らかにした。京畿道（キョンギド）では中学１年の生徒（１３）が友達１５人に「戦争が起きた。南側に避難しろ」という文字メッセージを送り、警察の調査を受けたりもした。
オンラインから始まりロイター通信の報道にまで広がった「金正日（キム・ジョンイル）死亡説」については、ツイッター使用者が「確認されていない状況」というリツイート（ＲＴ）を通じて収拾した。
一部のネットユーザーは「天安（チョンアン）艦事件に続く韓国政府の自作劇」「韓北の国政転換用詐欺」と陰謀説を提起した。これに対し多数のネットユーザーは「頭がおかしいようだ」と怒りを表した。
偽物の衛星写真による騒ぎもあった。ツイッターを通して「延坪島の現在の状況」とコメントしながら１枚の衛星写真が広まった。しかしすぐにイラク戦争当時のバグダッドの写真であることが明らかになった。ＫＢＳ（韓国放送公社）、ＳＢＳ（ソウル放送）など国内放送と米ＣＮＮは速報を送り出す過程で一時、この写真に関するニュースを伝えたりもした。