【噴水台】ペイリンvsオバマ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.11.08 14:47
ロナルド・レーガン元米国大統領はよく「自虐ギャグ」で人を笑わせた。 俳優時代にチンパンジーと撮った写真を見せて「時計をしているほうが私だ」と言った。 2人とも知的レベルは同じということだ。 実際にレーガン大統領は「勉強をする大統領」とは距離があった。 1983年、西側7カ国(G7)首脳会談が目の前に迫っても参謀が準備した資料を一行も読まなかった。 叱責するジェームス・ベーカー秘書室長に弁解したのは、「昨夜テレビで映画『サウンド・オブ・ミュージック』を放送していたから」。
それでも「偉大な疎通者」として敬われるのを見ると、知性とリーダーシップは別ものなのだろうか。 今回の米国中間選挙でも似たトピックを投じた人物がいる。 「ティーパーティ(Tea Party・極右保守有権者会)の代母」を自負するサラ・ペイリン元アラスカ州知事だ。 彼女が擁立した候補が上・下院議員と州知事にそろって当選し、2012年大統領選挙で共和党大統領候補筆頭に浮上した。