【時視各角】「金正日の手では死なない」 黄長ヨプの毒薬カプセル(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.18 17:22
世界史には多数の告発者と亡命者がいる。 どんな告発が最も凄絶なものか。 それは告発者が告発する抑圧体制がどれほど過酷か、そして告発者が告発のために何を犠牲するかによる。 この点で黄長ヨプは歴史上、最も凄絶な告発者の一人として記録されるだろう。
共産体制の暴圧性をまず最初に告発したのはソ連のソルジェニーツィンだ。 ソルジェニーツィンはスターリン、フルシチョフ共産独裁に文学で抵抗した。 労働収容所8年と流刑生活3年を経験し、1974年に追放され、米国に亡命した。 ソルジェニーツィンはノーベル文学賞(1970年)を受け、反体制物理学者サハロフはノーベル平和賞(1975年)を受賞した。 2人は85年にゴルバチョフの改革・開放体制が登場するまで、ソ連の反文明を告発した代表的な人物だった。