「韓日産業技術フェア２０１０」



◇相談会は盛況＝日本からは自動車および部品・素材企業の購買担当と技術者２００人余りが、国内の中小企業からは約３００人が参加した。

会社別に設置された約７０カ所の相談室では５０分単位で国内会社との部品調達相談が行われた。この日の相談金額だけで５００億ウォン（約３８億円）を超えると、財団側は見込んでいる。

日本トップの玩具会社バンダイの窓口はしばらく待たなければならないほど込み合った。１９５０年に設立されたバンダイは昨年の売上高が５兆１５００億ウォン（３７８５億円）にのぼる。男児玩具事業部設計チームのオガワ氏は「韓国の部品の品質は日本とほとんど同じだが、中国は会社によって品質が日本の半分レベルにしかならないところもある」とし「韓国からはこれまで発光ダイオード（ＬＥＤ）・合成樹脂（ＡＢＳ）などを購入しているが、調達をさらに増やすために今回の行事に参加した」と述べた。

自動車内蔵材などを製造する日本の別の会社は、製品を製造する際に必要な不織布などを購入しに来た。同社の常務は「韓国製品の価格は日本製品の８０％程度だが、品質はほとんど変わらない」と説明した。

トヨタの２次協力会社で金型専門の岐阜多田精機の営業総括本部長は「韓国の金型会社は技術と品質面で日本に９５％以上追いついている」と話した。


「韓国部品の品質・納期、日本と差はない」（１）