【時視各角】30年後の韓国ウォン(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.09.29 16:06
1980年代初め、台湾の観光客に最も人気があった商品は革のジャンバーだった。 私が案内をすることになった台湾の大学生Aさんはお勧めの場所ではなく、真っ先に南大門(ナムデムン)市場へ行った。 ジャンバーを一つ選ぶと、すぐに5000ウォンを値切ろう言った(Aさんは「南大門では無条件に10%以上値切り、相手がそれでも引き止めればもっとたくさん値切り、そうでなければ少しだけ値切るのが韓国観光の指針」と後ほど教えてくれた)。 商人は「ノー(No)」。 Aは「再見」と言って店を出た。 別の店に行くのかと思ったが、 しばらくしてまた同じ店に戻った。 また値段交渉。 これを7-8回ほど繰り返した。 疲れた表情の商人は結局5000ウォン割引した。 「私の負けだ」と言いながら。
Aさんは「10回でも行くつもりだった。 思ったより早く、安く買えてよかった」と語った。 そう言いながら聞かせてくれたユーモア一つ。 愛し合っている美女がいるとしよう。 ところが他の男性と結婚した。 男性の選択は? 韓国人、酒を飲んで結婚式場に行って暴れる。 日本人、涙で歓送する。 中国人は? 彼女が娘を産むまで待つ。 その娘がまた別の男性と結婚すれば? またその娘が娘を産むまで待つ。