【経済view&】「ミスター円」式の市場介入は成功しない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.09.27 16:27
かつて「ミスター円」と呼ばれて国際的な影響力を誇った榊原英資元大蔵省財務官は、先日、円高が日本の国益につながるという論理を主張した。 しかし日本政府は榊原氏の主張とは逆に、15日、円高阻止のための大規模な市場介入に乗り出した。 米国と欧州が反対する中、最後の勝負を予測できない円高防御戦争に突入したのだ。
1995年から米国発金融危機が到来する前の2008年まで、日本円は1ドル=110-120円を中心に100-150円の範囲で比較的安定した動きを見せてきた。 この期間中にも日本政府は市場介入を実施した。 主に円高を阻止するという目的だった。 ただ、97-98年は例外だった。 当時、日本では内部で金融危機が発生したことで金融システムが不安定になり、対外的に日本円の信頼が急速に低下した。 この時に表れた一時的な円安を防ぐために日本政府は市場介入を実施した。