【噴水台】ニセ生命水
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.07.02 16:39
説話や民譚で生命を生かす物質としてよく登場するのが水だ。まさに生命水だ。水がこの世の万物の源泉であり、人間生命の根源であることと無関係ではないはずだ。オググッ(死人の魂を慰めて極楽往生させる巫女の儀式)に使われる巫歌「バリ姫説話」もそうだ。オグ大王の7番目の娘として生まれて捨てられたバリが、父の病気がよくなるようにと手に入れてきたのが西天西域国にある生命水だ。生命水はすでに死んだオグ大王の骨と肉に息を吹き込む奇跡を起こす。