【グローバルアイ】日本の韓半島有事事態への懸念
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.05.30 12:55
日本に「神風」が初めて吹いたのは13世紀末、モンゴルが日本遠征に出た時だ。ユーラシアに大帝国を建設したモンゴルは、高麗軍事を掲げて2度、日本を攻略したが、ちょうど台風が吹きつけていつも壊滅した。台風は天下無敵のモンゴル軍隊から日本を守った「神の風」だった。
日本には1950~53年、もう一度神風が吹いた。太平洋戦争敗戦で連合軍の統治を受けていた日本は灰の山の状態だった。食事の心配に物資不足と極甚なインフレに苦しんだ。働き口を求めることは夢のまた夢で難しかった。その後、北朝鮮が南侵すると日本経済はうそのようにむっくり起きた。需要がなくてあちこちに積もっていた各種原資材はあっという間に品切れになり、さびた工場は力強くまたよみがえった。ソニーとトヨタ自動車が各分野で世界的な企業に跳躍した足がかりも韓国戦争だった。米軍が電子装備などを日本企業に緊急発注するとベンチャー企業だったソニーはあっという間に規模が大きくなった。戦争特殊が起きるとトヨタは毎月20台だったトラック販売台数をあっという間に1500台に増やすことができた。