大学非常勤講師「教授になるためには1億必要」遺書を書いて自殺
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.05.28 14:19
25日夜10時50分ごろ、光州広域市西区マンション前の道路。食堂での仕事を終えて帰宅した。パク某さん(45、女)は何か焼けるにおいを嗅いだ。パクさんは驚いて玄関のドアを開けて家に入った。彼女は自分の目を疑わなければならなかった。火が消えた練炭の横に夫のソ某さん(45)が横になっていた。夫のそばには空の焼酎の瓶1本、妻パクさんと「李明博大統領へ」と残した5枚の遺書があった。全南のある私立大学で10余年近く非常勤講師として働いてきたソさんは、最近、教授採用で脱落するとつらそうにしていたと家族たちは警察の調査で明らかにした。
遺書は家族に対する愛で始まった。「生きるのが苦難の連続だったからいつか教授になったその日にあなたにすべての許しをもらい、謝りながら『あなたとともに歩もう』と言いたかった。その志を果たすことができませんでした。ごめんなさい」と書いた。また「可愛らしい息子と娘、そっと私の心に抱いて生きてきたが、私がこんな決定をすることになりいけない夫です。愛しています」と書いた。彼は李明博大統領にも文を残した。彼は「およそ2年前、全南の私立大で6000万ウォン(約470万円)、2カ月前、首都圏地域のある私立大では1億ウォンを要求された」と主張した。