北、制裁に対立した「同時多発挑発」の可能性
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.05.25 11:17
天安艦沈没事件の影響が南北関係を揺るがしている。国防部が24日、対北心理戦再開を明らかにしたことに対し、北朝鮮軍部が直ちに「照準射撃して撃破する」という脅威を加えることで緊張の水位がまた高くなった。北朝鮮国防委員会スポークスマンもこの日、李明博(イ・ミョンバク)大統領を「逆徒」と指称し「逆賊輩は我々に反対して下手なでっちあげや謀略劇を構えた責任から絶対に脱することができないということを肝に銘じなければならない」と主張した。これは李大統領の談話に対する北朝鮮の初の公式反応だ。北朝鮮労働党機関紙労働新聞も「実在的行動で強力に対応していく」とし、衝突を予告した。それだけ南北間にはしばらく一寸先も分からない状況が持続する見通しだ。2006年の1次核実験、昨年の2次核実験時もこの程度の緊張は造成されなかった。
北朝鮮側の激しい反応から見ると北朝鮮は韓国政府が提示した対北行動措置の移行段階に合わせて緊張を高める脅威活動を同時多発に進行するものと予想される。