【社説】蔚山原油備蓄基地が竣工…北東アジアのオイルハブに育成しよう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.05.20 16:50
シンガポール南西部の海岸にあるジュロン島は全体がオイルタンクで埋まっている。 石油メジャーの精油工場とオイルタンクターミナル施設もあちこちにある。 シンガポールがアジアのオイルハブになった理由だ。 世界の石油が集まり、この島のタンクに保存された後、アジアに供給されていく。 原油を精製した石油関連製品も輸出する。
ヨーロッパのオイルハブはオランダだ。 アムステルダム-ロッテルダム-アントワープと連結する、いわゆるARA地域には、9000万バレルの原油を保存できる備蓄基地が建設されている。 自国国民が2-3カ月間使用できる量だ。 精油工場とターミナルもあり、原油・石油製品の輸出で生じる収入は相当なものとなる。 オランダ国内総生産(GDP)の4%が超えるほどだ。 シンガポールとオランダは石油資源がない国だ。 それでも石油強国のように振る舞えるのはまさにオイルハブのためだ。 石油が一滴もない韓国が北東アジアのオイルハブを目指す理由でもある。