【時論】チームスピリット訓練を再開すべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.05.18 11:57
政府が近く海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没事件の真相調査内容を公式発表し、今後の対策の方向も明らかにする予定だ。すでに国家安保体系を再整備する大統領傘下の特別委員会が構成されており、どんな結果を出すのか国内外の関心が集中している。これと関連し、一部の国内外の専門家が極端かつ非現実的な解決策に言及しており、むしろ混乱するほどだ。政府は「天安」事件の今後の対策に関し、かなり難しい立場にあるようだ。北朝鮮の再挑発を確実に抑制し、今回の事件で大きな喪失感を抱えた国民の傷を治癒する対策が限られているからだ。しかし毅然とした態度で国内外的に説得力のある対策を出さなければならず、国家安保の弱点は見せてはならない。
北朝鮮は西海(ソヘ、黄海)北方限界線(NLL)の南側で通常的な哨戒任務を遂行中だった韓国の海軍艦艇に奇襲挑発を行い、すべてを隠したまま関連説を否認している。こうしたすべて北朝鮮の行動が、停戦協定と南北基本合意書はもちろん、国連憲章など国際法をじゅうりんする行為であることは否定できない。したがって私たちが今後取る措置は、国内法と国際法原則に基づいた正々堂々たるものでなければならない。こうした私たちの対応は、北朝鮮の違法なテロ行為との差別性を浮き彫りにするだけでなく、国際社会の全面的な支持をもたらしてくれるからだ。