海軍哨戒艦「天安（チョンアン）」沈没事件前日の３月２５日、北朝鮮の西海艦隊司令部と第４軍団に兵力を増強して戦闘準備状態で待機しろという秘密指示があったと、「開かれた北朝鮮放送」が２９日報じた。

脱北者が運営する「開かれた北朝鮮放送」は２５日、西海艦隊司令部および第４軍団の関係者と連絡したという自社の通信員を引用してこのように伝え、「（北朝鮮軍が）一般将兵には戦闘準備状態指示の理由を韓米合同軍事演習のためと知らせた」と報じた。

また「しかし天安沈没事件が北朝鮮メディアを通して発表された（１７日）後、一般将兵の間では、天安撃沈で波紋が広がる場合に備えて戦闘準備態勢の指示があったようだという話が広まっている」と伝えた。

韓国と米国は年次合同軍事訓練「キーリゾルブ」を先月８－１８日に実施されており、この報道が事実の場合、北朝鮮の措置は「天安」事件後の波紋に備えるためのものと考えられる。


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