【その時の今日】侵略の本拠地を焦土化した米軍の東京大空襲
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.03.10 17:41
1945年3月10日未明、B-29爆撃機344機が東京の空を覆った。 グリセリンと油を混ぜて作った焼夷弾2400トンが3時間、まるでじゅうたんを敷くように都市全体に投下された。 燃え上がる建物や木は人を焼き、油の火が上がる川と海も、火を避けようと飛び込んだ人たちを熱した。 「多数の漂流する遺体を見た。 服を来た遺体も裸の遺体もみんな木炭のように黒く焦げていた。 とうてい現実とは思えなかった。 人の遺体であることは間違いないが、男女も識別できず、その横を流される物体が腕なのか脚なのか、それとも燃えた木なのかも分からなかった」。東京の隅田川の周辺に散らばる犠牲者の惨状を目撃したある軍医官の証言のように、都市全体が巨大な火葬炉となったその日、10万人を超える人の命を奪われた。