米国ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）の冷蔵庫が国内エネルギー消費効率の最低基準を下回り、販売が禁止された。

知識経済部は家電製品のエネルギー効率等級表示状態を調べ、９社の１０モデルが効率等級最低基準に達しなかったり、等級表示規定を違反したという理由で是正命令を出したと９日、発表した。

知識経済部は調査のために昨年から今年１月まで１９品目・１７９モデルを売り場から集め、試験測定を行った。このうちＧＫアプライアンスが輸入・販売するＧＥの２ドア冷蔵庫（７０９リットル）が最低消費効率基準に満たないと判定され、輸入・販売が禁止された。

ドゥヨン照明とウリ照明の白熱電球、オリオン情報通信とインジテレコムのアダプター・充電器も最低消費効率基準を下回り、市場から撤退させた。

知識経済部の関係者は「米国のエネルギー効率基準は韓国より緩い。輸入会社が製品の仕様と韓国の基準を確認せずに輸入した可能性が高い」と説明した。

大宇（デウ）エレクトロニクスの真空清掃機は「４等級」だが、製品には「３等級」と表示していたことが明らかになり、是正命令を受けた。

エネルギー消費効率等級表示制とは、エネルギー使用量が多い品目（２０１０年基準２２製品）の製造・輸入業者が効率等級（エネルギー効率性能）を製品に義務的に表記する制度で、電子製品に比較的広く普及している。最低消費効率の基準に達しない場合は生産・販売ができない。