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【漢字で見る世の中】盲点

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.03.03 17:43
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簡単な実験一つ。白い紙の上にバツ印と点を5センチ間隔で描く。バツ印が左に来るように紙を手に持つ。左目をつぶって右目でバツ印を見つめてゆっくり紙を持った手を顔の方に近付ける。ある瞬間、丸い点が消え、また現れる魔術が起きる。盲点を確認する方法だ。人間は誰も網膜の真ん中の視神経の束が脳につながるブラインドスポットを持っている。もとより「盲」という字は目があっても視力を失って見られないという意味だ。火器やレーダーの有効距離の中にあっても効力が届かないとか自動車の後写鏡(バックミラー)で見えない所は死角地帯だ。

昔々の遠い昔に生まれてから目が見えなくなった人がいた。ある日、太陽がどんな形なのか知りたくて隣りの人に聞いた。「太陽は銅盤と同じ」盲人が盤を探し、直接触ってたたいて見た。「カンカン」音がした。その後、道を歩いて鐘の音を聞いては「あれがまさに太陽です」と言った。すると道行く人が太陽はろうそくのように光を出すと教えてくれた。手にろうそく1本を触った盲人はある日、笛(籥)を取ってみたり大きな音で叫んだ。「これこそ太陽だ」

 
北送詩人蘇東坡が「日喩」という文に残した「盲翁捫籥=目が見えない年寄りが笛をさわる」という考査だ。「毆槃捫燭=盆をたたいてろうそくを触る」と同じ言葉だ。他人の言葉だけ聞いて事物の断片的な部分のみを見た後、真実を認識することができないことを警戒する言葉だ。グローバル金融危機が荒した2008年末、只今就任したチョン・マンウォンSKテレコム社長が「毆槃捫燭の愚を犯さない」とし「細密な分析を通じて危機を機会に作ろう」と言った。

年初リコール事態で世界最強のメーカーとして公認を受けてきた日本のトヨタが満身創痍となった。これまでハイクオリティーと高効率はトヨタ方式の2大核心だったが、生産工程ばかり強調する風潮が開発・設計段階の盲点を生んだと分析される。盲点は人間、誰にでもある。問題は盲目的な盲従の代わりに慧眼を開いたとき解ける。



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