トヨタのリコール、他人事ではない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.02.16 16:39
半月で十分だった。 76年間にわたり積み上げてきた「品質神話」が崩れるのに必要な時間は。 創業主の孫である最高経営者(CEO)は4日間に二度も頭を下げなければならなかった。 一度信頼を失うと何をしても非難を浴びた。 初めて頭を下げた時はまだ首が硬いのかという叱責が相次いだ。 誠意を持って説明しようと不慣れな英語を混ぜて話すと、「壊れた英語」(Broken English)という冷笑が返ってきた。 このため2度目の謝罪ではより深くより長く頭を下げた。
それでも不安なCEOは自ら米国に渡って謝罪すると言って日程を考えている。 日本の誇り、国家代表企業として待遇を受けてきたトヨタ自動車のことだ。 トヨタは実際、自動車宗主国の米国でも国民車として通用した。 2、3軒置きにカムリやレクサスが駐車されているのを見ると、まるで韓国で三星(サムスン)電子やLG電子のテレビ・冷蔵庫を購入するほど一般的なことだ。 移民してきた日本の小学生が空気を読めず「トヨタは日本車だ」と話すと、米国の小学生が「何を言っているんだ、米国車だ」と言い返したというエピソードがあるほどだ。