2度の原爆にも生き残った男性、93歳胃がんで死亡(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.01.08 10:22
山口さんは生前、イギリス日刊紙インデペンデントのインタビューで「(原爆投下でできる)きのこ雲が広島から私についてきたと思った」と語った。昨年8月、日本の毎日新聞とのインタビューでは「広島と長崎で2度も命拾いをした。その後の人生はボーナスだと思う」と話した。
2度の原爆攻撃を経験したにもかかわらず、山口さんは驚くほど元気な余生を送ったと彼の家族たちは伝えた。終戦前、日本に駐屯した米軍基地で働き、教鞭を取ったが、結局、三菱重工業に復帰した。娘のヤマザキトシコさんは「父は原爆被害者とはわからないほど元気だった」とし「大きな負傷を負った被爆者たちに申し訳ないとして、反核闘争にも加わらなかった」と話した。