【ニュース分析】トヨタ、納品価格3割引き下げ要求…円高で低下する競争力
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.24 08:55
円高による輸出不振と過剰生産設備という二重苦を経験している日本のトヨタ自動車が部品会社に対し、納品価格の3割引き下げを要求した。来年の納品価格から適用されるのではなく、来年3月までに部品別に生産コスト削減目標を定め、2012年から2013年にかけて出す新車の部品から適用する計画だ。
トヨタがこのように部品価格の引き下げを推進するのは、予想よりも急激に進んでいる円高による経営危機感のためだ。現代・起亜(ヒョンデ・キア)車がウォン安による価格競争力を生かして中国など新興市場で輸出を伸ばしたことに対する苦肉策でもある。円高が持続し、トヨタは主力輸出市場の中国・ロシアなどの新興市場で、価格競争力の低下で苦戦している。