【社説】鉄道労組は即時ストをやめ交渉に臨め
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.12.02 09:38
鉄道労組のストが長引いていることから貨物運送に影響が出ており、市民生活へのしわ寄せも大きくなっている。セマウル号とムグンファ号の運行率は60%にすぎず、貨物列車は通常の27%の68本だけが運行されている。安全も心配だ。鉄道公社の運用スタッフは通常の55%水準の1万4000人だが、このうち4300人が軍人や鉄道大学の学生、OBらによる代替人材だ。彼らは疲労の蓄積を訴えているが、交代する人材が不足しており、駅で背を丸めて寝ながらひまをみて休息を取るという。一方ストを行う組合員らは1日は休み1日は集まって隠し芸大会をしたりサッカーに興じながら集団行動を行っている。彼らに果たして国と国民が眼中にあるのか、もどかしく残念だ。
政府はきのう談話文を発表し、鉄道労組の即時スト撤回と現業復帰を求めた。経済回復ムードに冷や水を差す無責任な違法ストということだ。検察と警察も労組執行部15人に対し逮捕状を取り検挙に乗り出した。政府が鉄道ストに全方位から圧力を加えている格好だ。ここには物流難を早期に食い止めようという目的のほかにも、定例行事のように繰り返される違法ストにこれ以上は引きずられないという強い意志がうかがえる。