【コラム】オバマ大統領の物足りない訪韓
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.11.24 17:52
首脳外交にはハード(hard)とソフト(soft)がある。 ハードは重要な政治・外交・経済的イッシューを扱い、ソフトはイッシューの枠を越えてホストと客が人間・文化的に交わることだ。 影響として見るならハードが重要であり現実的だ。 しかし世界の多くの平凡な市民はハードよりもソフトに関心が多い。 ハードよりもソフトのほうがおもしろいからだ。 ハードは首脳会談・記者会見・夕食会などだ。 しかしソフトは大学講堂・道路・文化遺産・音楽会などどこにでもある。 首脳外交が両国にとって等しく成功するには、ハードと同じくソフトも欠かせない。
オバマ大統領の中国での3泊4日間はソフトも豊かだった。 オバマ大統領は異母弟マーク・デサンジョ氏に会った。 世界の人たちはデサンジョ氏を見ながら、オバマ大統領のアフリカン血統を改めて確認した。 オバマ大統領の弟の妻は中国人だ。 ホワイトハウスと中国が姻戚とは…。 「人類は今後さらに混ざっていく」と人々は感じたはずだ。 オバマ大統領は万里長城に上った。 振り返ったオバマ大統領の後ろに長城が見える。 この写真ほど「G2」時代を雄弁する場面があるだろうか。 「月からも見える」という大物を見ながら、人々は中国の気勢を痛感しただろう。 上海でオバマ大統領は野心に満ちた大学生とタウンホールミーティングも行った。 中国の未来と対話をしたのだ。