プロゴルフの申智愛（シン・ジエ、２１）がＬＰＧＡツアーに新たな歴史を書き加えた。

申智愛は１６日（韓国時間）に終了したロレーナ・オチョア・インビテーショナルで、１０アンダーで３位タイにとどまったものの、賞金女王を確定した。申智愛はこの日賞金６万５９３６ドルを獲得し、シーズン賞金総額１７７万５１０４ドルで、２位のクリスティー・カーの１４９万５８１２ドルと２８万ドルの格差をつけトップとなった。

２０日から始まるツアー最終戦ＬＰＧＡツアーチャンピオンシップが残っているが、この大会の優勝賞金は２２万５０００ドルにすぎない。このため新人賞を確定した申智愛は残る試合の結果に関係なく賞金女王のタイトルも手にしたことになる。申智愛は１９７８年のナンシー・ロペス（米国）以来３１年ぶりに新人賞と賞金女王を同時に獲得したゴルファーとして名を残すことになった。韓国人初のＬＰＧＡツアー賞金女王だ。

今シーズン３勝の申智愛は、余勢を駆って今年の選手賞まで狙っている。申智愛は１６日現在、今年の選手部門で１５６点でトップを走っている。強力なライバルのオチョアは８点差の１４８点で２位につけている。シーズン最後の大会となるツアーチャンピオンシップでは他の大会と同様に優勝者に３０点、２位に１２点、３位に９点が加算されるため、最後まで気は抜けない。最低打数を記録した選手に贈られるベアトロフィまで席巻する可能性も残っている。オチョアが今シーズン平均７０．２２打で１位となる中、申智愛は７０．２６７打と０．０５打差で迫っている。


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