【社説】東アジア歴訪でオバマ大統領がやるべき仕事
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.11.10 10:08
オバマ米大統領が就任後初めての東アジアを訪問する。14-15日にシンガポールで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)を契機に韓日中3カ国を訪問する予定だ。中国の浮上、日本の政権交代、韓半島情勢の不安定、地域統合議論の加速化など、東アジアの複合的変化の中で行われるオバマ大統領の今回の訪問は、過去の米大統領の東アジア歴訪とは違った格別な意味を持つ。世界の中心に浮上している東アジアとの関係設定に対する米国の構想が、いつよりも注目される時期であるからだ。
中国の急速な浮上で、米国の東アジア戦略は根本的修正が避けられなくなった。米国と中国を指す「G2」が国際政治用語として定着するほど、米国にとって中国は牽制の対象というよりも協力のパートナーに変貌した。グローバル金融危機をきっかけに、米中の経済的共生関係はよりいっそう固着化している。オバマ大統領は今回の歴訪で、米中両国はグローバル問題に対して責任を共有する戦略的パートナーであることを強調し、米中関係に対する一部の不安や誤解を払拭するのにまず力点を置かなければならない。