【コラム】地上波が求める金稼ぎ、度を超した
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.11.06 12:46
地上波テレビは公共財の性格が強い。受信条件を備えれば、誰でも無料に近い価格で視聴できるからだ。ところが韓国の放送受信をめぐる環境は、諸理由から難視聴地域が多く、地上波テレビを直接受信するのが不可能だ。このため大半の家庭は少なくない金を支払って、中継の有線、ケーブルテレビ、衛星など別の受信機能を備えて地上波テレビを視聴しているのが実情である。
国内の地上波テレビ局は長い間、視聴者の受信条件を改善するための投資に背を向けてきた。このため、難視聴地域は事実上放置されていた。こうした受信条件の改善に決定的に寄与したのがケーブルテレビと中継有線放送会社などだ。もちろんこれらも事業性を考えて投資したのだが、結果的にこれらが築いた放送網を通じて各地上波は各種の番組を全国各地の視聴者に送ることができたということだ。