韓国女子ゴルファーが米国（ＬＰＧＡ）・日本（ＪＬＰＧＡ）・欧州（ＬＥＴ）の世界３大ゴルフツアーで同時優勝した。

崔羅蓮（チェ・ナヨン、２２、ＳＫテレコム）は１日、仁川（インチョン）永宗（ヨンジョン）島のスカイ７２ゴルフ場（パー７２、６３６４ヤード）で開かれたＬＰＧＡツアーハナバンク・コロン選手権で通算１０アンダーをマークして優勝した。

全美貞（チョン・ミジョン、２７、真露ジャパン）は同日、ＪＬＰＧＡツアーＩＤＣ大塚家具レディスでシーズン４勝目をマークした。またソ・ボミ（２８、ピンゴルフウェア）もこの日、中国・蘇州で行われた太湖インターナショナルゴルフ場で終わったＬＥＴツアー、蘇州太湖レディスオープンで通算６アンダーで優勝した。

◇崔羅蓮、韓国舞台で通算２勝目

「初勝利の時とは違って手も脚も震えなかった。友人のヤニ・ツェンには申し訳ない」。９月の三星（サムスン）ワールド選手権で生涯初優勝をした崔羅蓮が、４２日ぶりに韓国舞台でまた勝利をつかんだ。「優勝して韓国民族衣装を着たのは初めて」という崔羅蓮の顔からは笑顔がこぼれた。

申智愛（２１、未来アセット）は６位（３アンダー）で大会を終えた。今年の選手ポイント５点を獲得し、１４１点で１位を守った。

◇全美貞はシーズン４勝、ソ・ボミは欧州ツアー初勝利

全美貞は同じ日、日本埼玉県武蔵丘ＧＣ（パー７２、６５６１ヤード）で終わった大会最終ラウンドで５アンダーをマーク、通算１３アンダーで、有村らを１打差で抑えて逆転勝ちした。シーズン４勝目で、ＪＬＰＧＡツアーで韓国選手の９０回目の優勝となった。

一方、ソ・ボミは中国で開かれたＬＥＴツアー大会で昨年の賞金王グラディス・ノセラ（フランス）の追撃をかわし、生涯初勝利をマークした。女子アジアゴルフツアー（ＬＡＧＴ）のメンバー資格で出場したソ・ボミは「ワイヤーツーワイヤー」で優勝し、ＬＥＴツアー２年間のメンバー資格を獲得した。