【社説】南北首脳会談、北核解決のためにも必要
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.10.24 14:34
南北(韓国・北朝鮮)首脳会談のための水面下接触説が事実と確認される雰囲気だ。 韓国側の人物と北朝鮮の金養建(キム・ヤンゴン)朝鮮労働党統一戦線部長が最近、シンガポールで会ったという報道に対し、青瓦台(チョンワデ、大統領府)と政府は「確認できない」と述べながらも否定はしていない。 秘密接触で議題や時期、場所に関する双方の打診があったが、接点を見いだせず決裂したという報道とともに、追加接触予定説も出てきている。 懸案の性格上公開するのは困難だが、水面下で何かが進行しているのは確かなようだ。
これをめぐり国内世論は大きく2つに分かれている。 一つは会談のための会談、イベント性の会談であってはならず、北朝鮮の核問題の確実な進展が担保されなければ会う必要はない、という見解だ。 会談自体に意味を与えれば、過去の政権のように北朝鮮の意図に巻き込まれるということだ。 もう一つは、成果が前提にならなければ南北首脳が会えないというわけではない、という見方だ。 北核問題をめぐる意中をお互い打診するのに役立つなら、それ自体、悪いことはないという立場だ。 ともに一理ある。