【社説】 韓日中首脳の「テラシアプロジェクト」を期待して
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.10.03 13:50
1年のうちでいちばん豊かだといわれる秋夕を迎えた。寒い懐に、新型インフルエンザに、今年の秋夕は例年より豊かさが減ったようだ。それでもこうこうと明るい十五夜の月を見られるとは幸いだ。家族皆が十五夜の月に願いを託すことができることだけでも幸せを感じるには十分だ。秋夕が過ぎた後、読者たちと一緒に考えたいことがある。黄砂の話だ。
先月21~23日、韓半島に黄砂が飛んできた。9月に黄砂が観測されたのは1965年以来44年ぶりのことだ。黄砂発源地であるモンゴルと中国内蒙古地域の異常高温と日照りが原因だという。春の客としか思っていなかった黄砂が、もういつでもやって来られるようになったのだ。これはモンゴルと中国の砂漠化が進行し、予見されていたことでもある。実際80年代の年平均3.9日にすぎなかったソウルの年平均黄砂発生日数は90年代7.7日、2000年代(2001~2008年)12.3日と急増した状況だ。