国防部「北朝鮮のダム放水直前は平常時の水位だった」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.09.14 09:41
北朝鮮が臨津江(イムジンガン)上流のファンガンダムを予告なしに放水する直前、ダムの高さに迫るほど水が貯まっていたとする一部メディアの13日の報道で、北朝鮮の放流の意図をめぐりまた議論が起きている。あるメディアが韓国と米国の情報当局の情報として、「北朝鮮のファンガンダム放水前後の衛星写真を入手し分析した結果、放水直前までダムは満水に近かった事実を確認した」と報道したのが発端となった。この報道はまた「ダムが満水だったことから、水を抜こうという意図もあったと分析される。放流以前に降った雨によりファンガンダムに水が流れ込んだり、臨津江上流の支流に設置された数十個の堰とダムのうち一部が決壊し、水がファンガンダムに急速に流入した可能性もある」と説明した。
国防部のウォン・テジェ報道官はしかし、「一部メディアでダムが6日に放水する直前に満水だったと報道したが、当時は平常時の水位を維持していたものと承知している。ファンガンダムは水力発電を行うダムであり、以前も貯水と放流を繰り返してきた」と反論した。満水により不可避な状況で単純放流をしたのではないという見方に重きを置いた説明だ。